JR西日本は13日までに、快速電車の脱線事故以来不通が続く福知山線宝塚-尼崎間の営業運転を19日に再開し、直線の制限時速を95キロ、事故現場のカーブを60キロにすることを決めた。
 駅の停車時間などを増やし、ラッシュ時の快速の所要時間を1分44秒延長、運行に余裕を持たせるほか、遺族感情に配慮し、事故を起こした電車の列車番号「5418M」は欠番とする。
 JR西日本は14日、暫定ダイヤを国土交通省近畿運輸局に提出。同日から5日間、運転士約510人を対象に新ダイヤに習熟させるための訓練運転を始める。
(共同通信) - 6月13日20時59分更新
 JR福知山線脱線事故で負傷した乗客らの初の交流会が12日、兵庫県川西市小花の市民活動センターで開かれた。

 参加した26人からは、「事故直後の車内の状況がよみがえる」といった心の悩みや、補償交渉の進め方に対する不安の声などが相次ぎ、同席した臨床心理士や弁護士らがアドバイスした。

 同市のNPO「市民事務局かわにし」が企画。非公開で行われ、参加者や三井ハルコ事務局長(49)らが交流会終了後に記者会見した。

 参加者からは「周囲は日常を取り戻していくのに、自分だけが取り残されていくようで怖い」、「後遺症も補償交渉の対象になるのか心配」などの相談のほか、運行再開に対して「安全性がしっかり検証されるのか疑問だ」などの意見も出たという。

 2両目に乗っていて首などをけがした同県西宮市の会社員小椋聡さん(35)は「参加者と思いを共有できて安心した。JRという大企業相手なので、補償交渉についても連携し、情報交換しながら進めていきたい」と話していた。
(読売新聞) - 6月12日23時32分更新
 兵庫県尼崎市の福知山線脱線事故で、JR西日本が、負傷者のほか、負傷しなかった乗客や遺族についても、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を補償対象とする方向で検討を始めたことが11日、わかった。

 早期交渉を望む遺族もいることから、同社は週明けにも個別の話し合いに入る。

 同社には、けがのなかった乗客からも「夜、眠れない」などの相談が寄せられ、PTSDと診断されれば、同社は事故との因果関係を確認したうえで、治療費などを支払う意向という。

 また、遺族の中には「涙が止まらない」といった症状を訴える人も少なくない。同社は、事故が与えた心理的影響の大きさを考慮し、遺族、負傷者に対する18日の事故説明会までに、PTSDを含む補償のあり方を決める方針で、「不安を取り除けるよう、手を尽くしたい」としている。

 PTSD問題に詳しい松本誠弁護士(大阪弁護士会)は「加害企業が裁判によらずPTSDを補償するのは聞いたことがない。診断書など補償に必要な基準を早い時期に伝えることで、被害者が安心して医療機関に行ける環境を整えるべきだ」と指摘している。
(読売新聞) - 6月12日12時23分更新

クールビズ

毎日新聞より

ネクタイ製造業者などでつくる日本ネクタイ組合連合会(小堀剛会長)は8日、政府が提唱する夏の軽装化(愛称クールビズ)運動で、ネクタイ業界が打撃を受けているとして、小泉内閣の閣僚全員に「ノーネクタイ、ノー上着」というキャッチフレーズの使用中止などを求める要望書を郵送した。
 要望書は、小池百合子環境相が「男性がネクタイをはずせば、女性のひざ掛けがいらないオフィスになる」とコメントしたことについて「個別商品を排除している」と抗議。「ネクタイを締めなければ地球温暖化防止が達成されるかのような広報活動は再考されるべきだ」と訴えている。
 特に父の日(今年は6月19日)に近いタイミングで「クールビズ」のキャンペーンが始まったことは「業界にとって死活問題」だと指摘。父の日はネクタイ業界が1966年に提唱して広まったイベントで、業界にとってかき入れ時だが、連合会は「年間約2000億円(推定)のネクタイ業界の売り上げを2~3割減らすのではないか」と予測している。
 小堀会長は「クールビズに反対しているわけではないがノーネクタイばかりが目立つと、中小企業が多いネクタイ業界ではつぶれる会社が出てくる」と話している。


そもそもクールビズとは政府が提唱している、地球温暖化を防止するために夏のオフィスの冷房温度を28℃程度に設定することを広く呼びかけているもので、その一環として28℃の冷房でも涼しく効果的に働くことがてきるような「夏の軽装をクールビズと名づけています。


この背景には京都議定書の発効があるわけですが、これは1990年を基準として日本は二酸化炭素の排出量を6%減らさないといけないということです。ちなみに2003年度は1990年度ベースで7%増でした。2012年までのあと7年間で13%減らさないといけないということになりますね。


では、この「クールビズ」でどれだけの二酸化炭素が削減できるかというと、夏の冷房の設定温度を現在の26.2℃から28℃に1.8℃に上げることを全ての事業所等で実施した場合、ひと夏で約160~290万トン削減できるそうです。かなり大量の削減になると思われますがこの量では京都議定書の約0.1~0.2%に相当する量です。意外と少ないですね。これだけでは6%の削減にはまだまだです。


ネクタイ業界についてですが、このクールビズにより年間40~60億円の売上減少すると予測されていますが、そもそもネクタイをする人口は団塊世代の引退やフリーター、ニートの増加によりマーケットは縮小しているのは事実です。しかしながらネクタイを必要としている人は確実に存在し逆の発想をすれば冬の厚着でネクタイの需要を作ることも可能だということです。

私が言いたいのはクールビズを悲観的に捉えて批判するよりは企業努力により新しいネクタイマーケットを掘り起こすことができれば市場はまだまだ可能性があるということです。ネクタイ業界には頑張っていただきたいものです。

 兵庫県尼崎市の快速電車脱線事故で、JR西日本が一部遺族に対し、不通が続く福知山線尼崎-宝塚間の営業運転再開は18日に開く遺族・負傷者への説明会後になるとの見通しを伝えたことが10日、分かった。同社は具体的な再開日は明らかにしていないが、早ければ19日の日曜日にも再開される可能性が出てきた。
 ただ13-16日は、事故原因の特定を進める国土交通省航空・鉄道事故調査委員会が現地調査を予定。同社も運転士らの習熟のため4日間程度の訓練運行を計画しているほか、遺族の意向も無視できず、さらにずれ込むこともありそうだ。

(共同通信) - 6月10日20時42分更新

 大阪市の大阪南港で危険なドリフト走行をしたとして、道交法違反(共同危険行為)容疑で大阪府警に逮捕されたJR西日本天王寺電車区の運転士小西輝彦容疑者(30)=兵庫県西宮市=が調べに対し「尼崎の脱線事故後、乗客から『人殺し』とののしられ、ストレスを感じていた」と供述していることが8日、分かった。 府警は小西容疑者が脱線事故前から暴走を繰り返していたとみられることから、供述したストレスは動機の一因にすぎないとみて追及している。 小西容疑者は「ホームに入る際、まるでオーバーランを期待するかのように停車位置付近で待ち構えて写真を撮影された」とも供述しているという。

                                            (共同通信) - 6月8日10時23分更新


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C-NEWS が行ったアンケートによると無料メルマガで9割は開封するが

目を通すのは1分以内が75%だそうです。

この結果が意味するのはなんなのでしょうか?


インターネットが普及しメルマガが発行されるようになって久しいですが

現在では実に様々なメルマガが発行されており氾濫し供給過剰な状態

といっても過言ではないでしょうか。


無料であるということは、地上波テレビ同様に広告が入るというのがポイ

ントです。私の見る限り半数以上のメルマガに広告が入り、しかも大量

に、さらにメルマガの内容とは一切関係ない広告が入っていることも多く

もはやメルマガを見ているのか広告を見ているのか分からない状態です。


有益性についても「どちらともいえない」が44.2%と最も多くなっているよう

です。

それでも9割の人が開封しているのはタイトルに興味を持ったからだと思

います。興味を引くタイトルというのはかなり研究されノウハウも蓄積され

ていますのでキャッチコピーは誰でもかんたんに作れます。


そもそもメルマガを購読する動機とは何でしょうか?

最初はユーザーが自ら情報を求めるという、能動的な欲求から購読者に

なるわけですが、後は購読を解除しない限り一方的に配信されてしまうと

いう受け身の状態になってしまうわけです。

最近は懸賞サイトなどに見られる、応募の条件としてメルマガ購読という

のもあります。情報は必要ではないけれど無料ゆえに購読してしまう。

こんな人も多いのではないのでしょうか。


メルマガにおける広告はもはや価値はないのでしょうか。

私はそうは思いません。

メルマガ自体のコンテンツが魅力的であれば効果はあると思います。

どんな媒体もそうですが広告としての価値を高めるにはやはり

媒体としての価値を高める必要があるということですね。


まずコンテンツありきです。



 私がひそかに尊敬し、重要な情報源である龍司さん のブログより

トラックバックさせていただいてます

(いつも興味深い情報ありがとうございます♪)


 とても将来が楽しみな携帯電話業界ですが、私の記憶の限りでは

爆発的に普及し始めたのは1995年に起きた阪神大震災以降だった

と思います。

 その当時、普及した理由は「緊急時にすぐ連絡できる」という通話と

いう機能の必要性でありました。一般電話、公衆電話の回線がパンク

し、唯一繋がりやすかったのが携帯電話でした。今では逆転し、普及

しすぎたせいで緊急時に繋がりにくくなってしまいまいましたが・・・

回線が増えすぎたため1997年頃に電話番号も10ケタから11ケタに

なりましたよね。


 今では使用頻度の少なくなった公衆電話はかなりの数が撤去され

もはや携帯電話は必需品となってしまいました。

 私が思うに爆発的に普及するのは「あると便利」から「ないと不便

になるときだと思ってます。そして普及の鍵を握るのは「女子高生

ではないかと考えています。


 ヒットメーカーは「彼女たち」なのです。


携帯電話が普及する前はポケベルがありましたし、番号表示しかできな

かったころも数字の語呂でメッセージを作ったりと新しい使い方を開発し

ていましたね。


 現在はどうでしょうか? アイシェアのリサーチ によれば携帯電話の

利用する機能で一番多いのは通話の16%に対しメールの63%

だそうです。もはや携帯電話と呼ぶにはふさわしくなくなってきているの

も事実です。


 今後、ブロードバンド化されれば「ケータイ」の新しい使い方が女子高生

によって発明されるかもしれません。そうなればバッテリーの持続時間

などクリアすべき課題はありますがいずれ解決されると思います。


 パソコンにできることがケータイでもできる。パソコンにできないことも

ケータイにはできる。そんな時代はもうそこまで来ています。


 ケータイの「音声ブログ」なんてのもできるかも知れませんね。

個人的には思考をリアルタイムでケータイに保存できればいいなあ

なんて考えてます。


 「ケータイ」の未来が楽しみです。

 JR西日本は4日、兵庫県尼崎市の福知山線脱線事故直前の肉親の姿を見たいという遺族に対し、4月25日の事故当日に電車が発着した川西池田駅ホームの防犯カメラの映像を公開した。

 遺族十数組が宝塚市と三田市のホテルの一室で、約5分間の映像を見た。映像には、2、3両目に乗り込む多数の乗客が映っているという。

 遺族の女性は「テレビ画面をコマ送りしながら探した。本人の影が映っていたような気がしたが、結局、よく分からなかった」と話した。妻を亡くした男性は、談笑しながら電車を待つ乗客が映し出された瞬間、「ひょっとしたらこの人たちも……」と涙があふれ、手を合わせたという。「妻は確認できなかった。元気な姿を見たいと思って来たが、映っていたら正視できたかどうか」と複雑な思いを語った。

 JR西日本では、10日まで映像を公開する予定だが、要望があれば随時受け付ける。
(読売新聞) - 6月5日9時18分更新
 兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、事故の遠因と指摘されているJR西日本の高速・過密ダイヤについて、同社の元ダイヤ編成担当者が四日までに産経新聞社の取材に応じ、「福知山線は速度を出しすぎる路線」と証言した。ダイヤは改正ごとに国土交通省の審査を受けるが、元担当者は「一度も指導を受けたことはなく、形骸(けいがい)化していた」と指摘している。尼崎東署捜査本部は事故の主因とされる速度超過の背景を調べており、国交省の担当者からもJR西に対する監督・指導について事情を聴くことにしている。
 取材に応じた元担当者は、過去にダイヤ編成を行う本社鉄道本部運輸部に所属。実際に福知山線も担当した経験を踏まえ、「福知山線はもともとローカル線だったことを考えれば、スピードを出しすぎの路線だった」と指摘した。
 JR西は平成元年から、関西主要区間を「アーバンネットワーク」と命名、高速化と大量輸送体制の構築を進めた。その一環として、福知山線では三年に直線区間の制限速度を時速百キロから百二十キロに引き上げ、五年には今回の事故で脱線した百二十キロ走行が可能な207系電車を投入、所要時間を短縮した。
 アーバンネットワークのダイヤ編成は路線を管轄する支社が実務を担当し、運輸部が各支社間の調整を行う。元担当者は高速化を進めた時期に同線のダイヤ編成にも携わったという。
 ただ、国鉄時代の約四倍の本数が運行する同線の過密化については、「過密といわれれば確かにそうだが、東京・山手線の約二分間隔と比較すれば大したことではない」と話している。
 編成されたダイヤは鉄道事業法に基づく「届け出制」となっており、改正ごとに国交省に提出、審査を受ける。この審査について元担当者は「制度は形骸化しており、一度も不備を指摘されることはなかった」と証言した。同省近畿運輸局の担当者も「書類に誤りがあれば指摘することになるが、現実にはなかった」と話している。
 国交省の監督・指導をめぐっては、新型ATSの設置を大手私鉄に義務付けながら、JR各社には旧型も認めており、こうした二重基準が福知山線での新型ATS配備の遅れにつながったと指摘されている。
 さらに懲罰的とされるJR西の再教育制度について是正勧告をせず、国家資格である運転士の登用が各鉄道会社の裁量にゆだねられているなどの問題点も浮上している。
(産経新聞) - 6月4日15時43分更新