国土交通省は30日、運転を再開したJR福知山線(宝塚~尼崎駅間)の新ダイヤについて「ほぼ順調に運転されている」と確認した。同省は7月からJR西日本を立ち入り検査(保安監査)し、同省に提出された安全性向上計画の実施状況や問題点を本格的に調べる。
 同省は、運転を再開した6月19日から1週間の運行状況を調査。列車のダイヤに余裕を持たせた結果、1日平均で列車の到着時刻は、上下線とも10~20秒早く終点駅に到着。東西線で人身事故があった21日も、最大17分35秒の列車遅れがあったが、この日の到着時刻の遅れの平均は5秒にとどまっており、混乱ないという。【武田良敬】
(毎日新聞) - 7月1日1時9分更新