13日で反省文19回ということは毎日1回反省文を書いても足りません。もはや、反省文を書くことが仕事になっているような気がします。この状態は異常と判断すべきでしょう。

 これは「いじめ」に該当するのでは?と思えて仕方ありません。中堅どころがいないとなると、高見運転士の周りには相談できる近い立場の先輩はいなかった可能性が高く、悩みがあっても相談できる人がいない中、精神的に追いつめられていたことが想像できます。

 組合などには社員の悩みを受けカウンセリングを行なうような窓口はなかったのでしょうか?

情報提供お願いします。

 

 兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、死亡した高見隆二郎運転士(23)が昨年6月にオーバーランをした後、JR西日本・京橋電車区(大阪市)で受けた再教育「日勤」の詳細が20日、明らかになった。

 13日間に書かされた反省文は19回、原稿用紙で計30枚以上。遠足の小学生の団体乗車で生じた10秒の遅れを、上司3人から詰問され、「回復運転」できなかったことを厳しくとがめられていた。

 高見運転士は昨年6月8日、篠山口(ささやまぐち)発木津行き快速電車を運転中、片町線下狛(しもこま)駅(京都府精華町)で100メートルオーバーランし、翌日から電車区の詰め所で午前9時~午後5時45分まで「日勤」を受けた。

 教育係の上司3人から、「なぜオーバーランしたのか」「今後どういうことに気をつけるのか」と繰り返し質問を受け、「安全意識が欠けていた」と答えた。この下狛駅到着時に10秒の遅れが出ていたが、小学生が団体乗車した一つ手前の駅で、「子供たちが(乗り降りに)もたもたしていたので……」と、乗降時間が10秒余分にかかったことを説明。上司らは「それくらいの遅れは取り戻すべきだった」と、下狛駅までに回復運転できなかったことを責めた。

 高見運転士が運転士になったのはこの約1か月前の昨年5月。訓告処分を受けて、同年12月のボーナスを5万円カットされた。

 JR西日本は事故後、再教育制度を見直しているが、高見運転士の日勤について「電車区長の裁量で適正に行われたと判断している」としている。

(読売新聞) - 5月21日3時3分更新